目まぐるしく変わる天気と気温で
身体はついていくのが大変です。
何だか季候をいったんシャッフルしてからでないと
春が「ポンッ!」と出てこないみたい。
とは言うものの、散歩に出てみると
土手には新しい雑草の芽が出てきだしていて、
あんなに枯れていた風景が緑の景色に変わりつつあります。
先週ほじくり出したレコードを聞きながら悦に入っていると
ふとカセットテープのことを思い出しました。
「ソウイエバ、ヨクフキコンダヨナァ」
そう当時はレコード音楽をカセットテープに入れることを「フキコム」といったのです。
その作業はレコードに刻まれた音楽の時間だけかかりました。
Side1が終わると裏返してSide2にするとともにテープもⒷ面にひっくり返すのですが、
レコードの時間に合わせたつもりのテープが寸前のところで「ガシャ」と終ってしまうと
まさに、すごろくの「フ・リ・ダ・シ・ニ・モドル」です
しかし、そんなことがあってもコリズ、オシマズ、メゲズでした。
そう、たくさん作ってカセットケースいっぱいにしてドライブに出るのがステータスだったのです。
当時から見れば、現在のようにCD1枚を数分でMP3にしちゃって
手のひらにのるような小さな箱に何千曲もいれて持ち歩けるなんて本当に夢のような話でした。
それでもその時代にはすべてがその時代なりの時間で進んでいたようで気になりませんでした。
そして現在。いろんなことが早くなりましたね。どんどん早くなっていく。
だからって訳じゃないですけど
たまにはレコード盤のまわる様子、カセットテープの再生に合わせてテープが巻かれる様子を
眺めていてみませんか
さてこちらの現場では仕上げに向けて着実に工事が進んでいます。
建物内部では、造作工事(大工さんのお仕事)が完了すると次はクロス工事などの内装工事」が始まります。
そして外部では、サイディング工事が完了し、塗装工事、樋工事へと進み足場が外されていくのですが
ここらへんが、また大事です。造作が完了したからって、サイディング工事が完了したからって
気を緩めると「あちゃぁ~」てなことになって元の木阿弥(もくあみ)になってしまいます。
この後の作業の順序や変わりやすい天候にも気を使わなくちゃいけません。
クロス工事の風景です。
パテを打って、ペーパーでうすーく均してからクロスを貼っていきます。
ジョイントをカッターでカットして貼り合わせると
どこがジョイントだったかわからなくなるぐらいに貼り上げていくのですが、
その一連の作業は早い!無駄がない!
身体が勝手に動いているといった感じですね。
それは熟練のなせる業でしょう